厚生労働省 生活習慣病予防のための健康情報サイト

e-ヘルスネット

W/H比(W/Hひ)

ウエスト周囲径をヒップ周囲径で割った値。肥満の体型指標として用いられる。

twitterでシェアする

facebookでシェアする

ウエスト周囲径をヒップ周囲径で割った値のことです。
肥満者の体型を表す「洋なし型肥満」と「リンゴ型肥満」のどちらのタイプの肥満かは、このW/H比で判断します。

比の求め方は、以下のとおりです。
ウエスト(cm)÷ヒップ(cm)=ウエスト/ヒップ比

W/H比の値が大きいと、上半身(腹部)に脂肪が蓄積しているリンゴ型肥満(腹部肥満)であり、種々の合併症をきたしやすい肥満体型と言えます。欧米では、男性は1.0以上、女性は0.9以上が目安とされています。

肥満者に限っては国際的な肥満判定指標であるBMIよりも肥満体型を表すためのある程度有効な指標であると思われますが、皮下脂肪の少ない非肥満者ではW/H比が相対比であるため体型を表す指標としては適切でないことからあまり使われておらず、ウエスト周囲径の実測値が用いられています。