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心原性脳梗塞(しんげんせいのうこうそく)

心臓で作られた血栓が脳へ塞栓として運ばれ、脳梗塞を引き起こすこと。
突然発症して麻痺や意識障害が起き、死に至る場合もある危険な脳梗塞。

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心臓の中でできた血栓が血液を通して脳へ運ばれ、脳動脈を詰まらせる脳梗塞のことです。
60歳以上の人に発症しやすいとされています。心房細動(脈拍が不規則に乱れる不整脈)などの心疾患により不整脈が起こって心臓の働きが悪くなり、血流が澱むことで心臓内の血液が固まってしまうため血栓が生成されやすくなります。脳梗塞の15~20%がこの心原性脳梗塞といわれています。

アテローム血栓性脳梗塞やラクナ梗塞など他の脳梗塞は生活習慣病の進行により動脈硬化が徐々に悪化して起こりますが、心原性脳梗塞は前ぶれもなく突然発症することと梗塞範囲が広いことが特徴で、明らかな麻痺や意識障害を起こしやすく再発の可能性も高いため、命に関わる危険な脳梗塞です。

治療法としては、血栓を溶かし血流を回復させる薬を使用する血栓溶解療法があります。再発予防のためには、心臓の中に血栓をできにくくする抗凝固剤を服用することがすすめられています。