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腸間膜(ちょうかんまく)

腹腔内で小腸を包み、支持している薄い膜。内臓脂肪は主にここにたまる。

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腸間膜は、腹腔内で小腸を包み支えている薄い膜ですが、過食や運動不足により余分なエネルギーが生じた際に、体内で合成される中性脂肪をたくわえやすい場所でもあります。

体脂肪は皮下脂肪と内臓脂肪に分かれますが、この腸間膜にたくわえられた脂肪を内臓脂肪と呼んでいます。

腸間膜に過剰にたまった中性脂肪の分解産物である遊離脂肪酸(FFA)とグリセロールは肝臓に直接流れ込むため、高脂血症糖尿病を起こしやすく、動脈硬化を進行させます。さらに脂肪細胞から活発に分泌されるアディポサイトカインのうち、アディポネクチンという善玉物質が減少し、PAI-1などの悪玉物質が増加します。その結果直接的な効果として、動脈硬化を大きく促進させる重要な原因になります。

このように腸間膜にたまる内臓脂肪が動脈硬化の進行および生活習慣病の発症に重要なカギを握っていることが明らかになり、メタボリックシンドローム(内臓脂肪症候群)の根本原因として注目されているのです。