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離脱症状(りだつしょうじょう)

依存性のある薬物などの反復使用を中止することから起こる病的な症状。

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依存性のある薬物などの反復使用を中止することから起こる病的な症状のことです。

禁煙が難しいことは知られています。タバコに含まれるニコチンなどは依存性があり、「タバコを吸いたいと強く思う」「集中できない」「頭痛」などの離脱症状を引き起こし、禁煙を難しくしています。アトピー性皮膚炎のステロイド剤長期使用でも、使用を中止することで「一時的に皮膚症状が悪くなる」という離脱症状を示すことがあります。麻薬など強い依存性をもつものでは「体中に虫が這う感覚」や「骨が飛び散るような痛み」を覚えることがあり、精神異常をきたしてしまうこともあります。

長期使用した薬剤や依存性の高い薬剤でも、医師の指導のもと徐々に量を減らすなど適切な使用中止を行えば、禁断症状は緩和されます。