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精神科救急入院料病棟(せいしんかきゅうきゅうにゅういんりょうびょうとう)

精神科救急医療を中心的に担う高規格の精神科専門病棟。スーパー救急病棟とも呼ばれている。

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2002年、診療報酬表に掲載された精神科専門病棟。技術料としての診療報酬の上では、1996年に新設された精神科急性期治療病棟をしのぐという意味で、「スーパー救急病棟」と呼ばれ、精神科で最も高い医療費(2008年4月現在、1日定額約34,000円、精神療法などは別料金)が設定されています。
その代わりに、病棟専従医師が入院患者16人に1人以上、精神保健指定医が病院全体で5人以上いること、看護師がこの病棟の入院患者10人に常時1人以上配属されていること、病棟専従の精神保健福祉士が2人以上配属されていること、個室が病床数の半数以上を占めることなど、現在の精神科の中では高規格の施設基準を満たさなければなりません。
また、運用面においても、精神科救急医療体制整備事業に参加していること、年間の入院患者の6割以上が非自発入院(任意入院でない入院)であること、4割以上が新規入院患者(3ヶ月以内に精神科への入院歴がない患者)であること、6割以上が3ヶ月以内に自宅退院すること、などの条件が課されています。

こうした厳しい条件のために、この病棟を認可された病院は限られており(2009年6月末現在59病院)、1か所もない県が17か所あります。この高規格の病棟が、身体科の三次救命センターのように全国的に整備されれば、精神科救急医療にとどまらず、わが国の精神科医療全体のレベルアップにつながるものと期待されています。