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潰瘍性大腸炎 / UC(かいようせいだいちょうえん)

大腸の粘膜のあちこちに炎症が起きる。腹痛や下痢のみの軽度なものから、発熱、粘血便を呈するものまである。

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大腸の粘膜がびまん性(広範囲)に炎症を起こします。直腸(肛門に近い部分)から上行性(口側に向かって)炎症が広がるのが特徴です。

軽い腹痛や下痢など軽い症状のものから、発熱や粘血便などを呈するものまであります。重症になると、体重減少や貧血などもみられるようになります。原因は明らかではありませんが、免疫反応の異常や心理的なもの、食生活の変化などが指摘されています。

潰瘍性大腸炎は、寛解(症状が緩和する)と増悪(症状が悪くなること)を繰り返すことが多いので、大腸の異常な炎症を抑える治療によって症状をコントロールすることが大切です。