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アルコールのエネルギー(カロリー)(あるこーるのえねるぎー(かろりー))

アルコールは1グラムあたり7.1キロカロリーを生じるが、体に蓄えられないことからエンプティーカロリーとも言われる。

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アルコールは1グラムあたり7.1キロカロリーを生じます。アルコール飲料に含まれるアルコールの量はアルコールの濃度によりますが、ビールのレギュラー缶(350ml)1本には14グラム程度のアルコールが含まれます。これだけですと7.1×14=99.4キロカロリーになりますが(実際は銘柄によって異なります)、1本あたり140~180キロカロリー程度になるようです。これはビールに少量含まれる炭水化物やたんぱく質由来のエネルギーによるものです。

アルコール自体のエネルギーは糖質、脂質、たんぱく質といった他の栄養素と異なり、体に蓄えられることのないエネルギー(いわゆるエンプティーカロリー)といわれます。吸収されたアルコールは体に蓄えられる代わりに熱になり、酸素消費量が増えてエネルギーが消費されることになります。従って実際に利用されるエネルギーは体内に入ったアルコールの70%程度、すなわちアルコール1グラムあたり5キロカロリー程度ではないかと言われています。

(最終更新日:2019年6月12日)