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エタノールパッチテスト(えたのーるぱっちてすと)

低活性型および非活性型の2型アルデヒド脱水素酵素(ALDH2)をもつ人(≒赤型体質)と、活性型ALDH2をもつ人(≒白型体質)とを簡単に弁別するテスト。

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もともとの方法は、70%のエタノールをガーゼにしみ込ませたパッチを上腕に7分間貼って、はがして10分後にその部分の皮膚の色を判定するというものです。皮膚が赤くなっていれば、赤型体質を有する人、赤くなっていなければ白型体質を有する人と判定します。この方法で90~95%の精度でALDH2のタイプを判定できます。

最近、貼付およびはがしてからの観察時間をともに5分に短縮する方法や、低活性型と非活性型を弁別する方法などが示唆されています。また、年齢や温度等の条件で影響を受けることも知られています。これらの点については成書を参考にしてください。

エタノールパッチテストは体質を視覚に訴えることができることから、飲酒教育などによく使われています。