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飲酒量(いんしゅりょう)

飲酒量は、純アルコールの摂取量である。

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アルコールの作用(酩酊)や健康被害は、お酒の種類や量ではなく、アルコール(エタノール)摂取量に関係しています。その為、飲酒量を計算するときには、各種アルコール飲料に含まれる純アルコール量を元に考えます。

例えばアルコール度数5%のビール500mlに含まれる純アルコール量は、500ml×5%(0.05)×0.8(エタノールの水に対する比重)=20g、となりますが、12.5%のワイン200mlに含まれる純アルコール量も20gとなり、ビール500mlを飲むことと、ワイン200mlを飲むことは、同じ飲酒量であると考えます。

最近では飲酒量を簡単に把握する方法として純アルコール10gを含むアルコール飲料を1ドリンクとする考えが提唱されています。これによると、ビール500ml(アルコール度数5%)は2ドリンク、ウイスキーダブル(60ml、アルコール度数43%)は2ドリンクとなり、この二つを飲んだ場合、総飲酒量は4ドリンクということになります。