情報提供>喫煙による疾患
喫煙とがんについて、IARCによると口腔、喉頭、肺、食道、胃、膵臓、腎臓、膀胱、子宮頚部、白血病について発がん性ありと判定されています。
また、アメリカのSGR(2004年)でも、口腔、喉頭、肺、鼻腔・副鼻腔、中・下咽頭、食道、胃、肝臓、膵臓、子宮頸部、尿路、白血病(骨髄性)は喫煙による因果関係がある、と判定されています。
煙の通り道(くち、のど、肺)はもちろん、唾液などに溶けてとおる消化管(食道、胃)、血液中に移行して排出される経路(血液、肝臓、腎臓など尿路)、でもリスクが高くなる、というのももっともだと言えます。
喫煙と循環器疾患との関係について、喫煙が原因と言い切れる循環器疾患について、前臨床段階(症状や発病する前の段階の病変がある段階)の動脈硬化、冠状動脈疾患、脳卒中、腹部大動脈瘤、が挙げられています。
喫煙によって、血管の壁が損傷を受け細胞の機能不全につながり、血液の成分も血栓形成に傾き、酸素運搬能が低下する(一酸化炭素は酸素と競合します)など複数の要素がこうした喫煙と循環器疾患との関連の背景に存在しており、血管がぼろぼろになる、血液がどろどろになる、というのは、決して食事や運動などだけではなかったのです。

