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口腔(こうくう)には、食べる機能や、会話をしてコミュニケーションを取る機能などがあります。食べるためには、歯で食物を咬み、飲み込む(嚥下)という一連の動作が必要です。会話をする際、口は発音に関わるとともに、表情を作ります。また、きれいな歯や歯肉、整った歯並びは、美しさ(審美性)を保ちます。
歯科医療費は、ガンの医療費とほぼ同額です。歯科疾患の通院率は、他の疾患と比較して高い値を示しています。歯や口の自覚症状を持っている国民は、約7割もいます。
「8020(ハチ・マル・二イ・マル)運動」は、「80歳になっても自分の歯を20本以上保とう」という運動で、生涯にわたり自分の歯でものを噛むことを意味します。近年「8020」を達成している高齢者は増加していますが、高齢者全体が増えていますので、「8020」を達成していない高齢者も増加傾向にあります。
「8020」を達成するためには、歯の喪失の2大原因である虫歯と歯周病を予防することが必要です。虫歯予防では、フッ化物利用(フッ化物洗口、フッ化物歯面塗布、フッ化物配合歯磨剤、水道水フロリデーション)、砂糖の適正摂取(代用糖の利用)、シーラントが有効です。歯周病予防では、口腔清掃(歯間部清掃、専門家による口腔清掃)、喫煙しないことが有効です。
